バイオハザードRE:3(アールイースリー)の販売がもうすぐに迫ってきましたね。
皆んさん予約はお済ですか?
私も予約はするつもりなのですが、発売日+新品で買うのがドラゴンクエスト11以来になるので、ちょっと緊張してまだ出来てませんw
今回販売されるRE:3の主人公はジル・バレンタイン、皆さんご存知バイオハザード1から登場する初期メンバーで、3、5、リベレーションズと大活躍、且つ大人気のキャラクターです。
RE:3でグラフィックも一新されとても綺麗になりましたよね。
綺麗。。。綺麗なんですが、「ジルってこんな顔だった?」と素朴な疑問が私の中に芽生えました。
実はRE:2ぐらいから引っ掛かってはいたのですが、RE:3で改めて感じた「バイオハザードシリーズのキャラクターの見た目の変化」について私なりの持論と考察を書きたいと思います。
これまでのキャラクターデザインの変化について
今回紹介するのはシリーズが増えるたびに変更された主力メンバーにスポットを当てての説明になります。
クリス・レッドフィールド(Chris Redfield)
シリーズ1作目からHD、ベロニカ、5、6、CG映画(ヴェンデッタ)7(?)に登場。
シリーズを重ねての変化
PS1では実写+ゴリゴリポリゴン、HDでリーゼント?的な髪形で登場、ベロニカでは少し前髪をいじるようになりましたが、面影は変わらず。
5では最初「誰?」と思うぐらいビルドアップ、無精髭の似合うイケメンに変化。6、DVDでもその面影は変わらず。
そして7にて大きな変化となりました。
ジル・バレンタイン(Jill Valentine)
クリスに続くシリーズ1作目からのキャラクターでその後3、HD、5、リベレーションズ、今回発売予定のRE:3にも登場します。
シリーズを重ねての変化
クリスと同じくPS1では実写+ゴリゴリポリゴン、3で綺麗なお顔を披露するもHDにて目元と唇に特徴的な顔に変更。
5は面影は変わりませんが、リベレーションズにて若干目元が変わったかなと言う印象。
そして今回のRE:3にて大きなアップデート。
私個人としてはHD、5がジルってイメージになっています。
レオン・スコット・ケネディ(Leon Scott Kennedy)
バイオ2にてクレアとダブル主演、そこから4、6、CG映画(ディジェネレーション、ダムネーション)、RE:2に登場します。
シリーズを重ねての変化
バイオ発の実写抜きのフルCG、これまでのキャラクターとは異なり、ちょっと線が細そうな見た目でしたが、4で一新。
色んな経験を重ねて戦闘のプロフェショナルになった感が出てきてます。
6では更に洗練され無精髭の似合うワイルドな感じになりました。
そしてRE:2では時代は戻りつつも大きな変化となりました。
クレア・レッドフィールド (Claire Redfield)
バイオ2にてレオンとダブル主演、そこからベロニカ、リベレーションズ2、CG映画(ディジェネレーション)、RE:2に登場します。
シリーズを重ねての変化
最初の設定が大学生と言う事もあり、初めは若さ全開ですが、徐々に大人の雰囲気が出てきてます。
他のメンバーと比べ軍人、警察ではないので洗練の仕方も綺麗よりなイメージです。
そしてレオンと同じくRE:2では時代は戻りつつも大きな変化となりました。
アルバート・ウェスカー(Albert Wesker)
シリーズ1作目から0、ベロニカ、HD、5に登場。
シリーズを重ねての変化
PS1では実写+ゴリゴリポリゴン、ベロニカでは赤目に変化、5では年を取った感ありますが、とても渋いキャラクターに仕上がってます。
トレードマークの金髪+サングラスはどのシリーズでも健在。
エイダ・ウォン(Ada Wong)
バイオ2、4、6、CG映画(ダムネーション)、RE:2に登場。
シリーズを重ねての変化
初登場ではパッとしなかったのですがシリーズを重ねるごとに綺麗になっていく魔女的な存在、イメージカラーは赤。
この人本当に年とってるのか?
RE:2で大きく変化。
グラフィックの大きな変革を迎えたカプコンの開発エンジン「RE ENGINE」の登場
バイオハザードシリーズのグラフィックはこれまで進化はありましたが、ある程度前作のキャラがより綺麗になったなぐらいの変化でした。
それでも十分な進化だったのですが、7の登場によりそれが一変し大きな変革を迎えました。
それが開発エンジン「RE ENGINE」の登場です。
物凄く簡単に言うと「写真を撮ると同時にCGが出来ちゃうので、実写のようなリアルなCGが簡単に作れちゃう」のようです。
私は7は怖いのとFPSと言う事で発売してから数年プレイしなかったのですが、ゲーム実況を始めた去年に会社の同僚が貸してくれたのを機にやってみたのですがそのグラフィックに驚かされました。
表情の動きがホント人間そのものだったのです。
「とうとうここまで来たんだ」と次世代を感じざるをえませんでしたね。
既存キャラの一新による違和感、それは「人間味」
このエンジンを使用したバイオハザード7には「クリス・レッドフィールド」を名乗る人物が出てきます。
そう、みんなご存知のクリスです。
私も「おっやっと既存キャラのご登場か!」と心待ちにしてクリスに出会った時に「あれ?この人誰?」となりました。
あまりに顔が違い過ぎたからです。
もうどこがっていうか、どこも違いうんですよね。
「もうこれは違う作品でクリスであっても違うクリスなんだ」と言い聞かせてゲームを楽しみました。
そして満を持して発売された「RE:2」。
「どんだけ綺麗になったんだ?」とプレイしてみるとやっぱり「あれ?レオン、クレア、エイダこんな顔してた?」でした。
その違和感の原因はリアル過ぎるがための「人間味」でした。
レオンは新人っぽい初々しさ、クレアも大学生っぽい幼さ、エイダもアジア人っぽい顔つき、どれも荒さや雑さも無くとても綺麗なのですが、これまで以上に「人」のリアルな造形なんですよね。
これはRE ENGINEのリアルさの影響でモデルとなった人をリアルにCGに起こした結果だとも言われています。
超かっこいい、超かわいい、超綺麗ってわけでもなく限りなく「リアル」なのです。
ここで思うのは「これまでのグラフィックはリアルではなかったのか?」です。
RE ENGINEが使われる前のバイオ6のキャラクター達もとても綺麗でリアルです。
そしてそれらのキャラクターのデザインはシリーズを通して沢山の事を経験し、成長してきた結果によるものです。
しかし今までそう思っていたリアルさは「作られたリアル」、極端に言えば三國無双のような「美男美女」デザインと変わらなかったって事?と思ってしまうのです。
「うん、そういう事よ!」と言われればそれまでなのですが、RE ENGINEの登場によりカプコンの考える「リアル」がより人間味を出す事へ向かっているのであれば、これまでのキャラデザインを愛していたファンとしては気持ちの切り替えが必要になります。
私の場合、クリスが好きです。初めはヒョロっとしてたのにベロニカを経てより強くなるためにビルドアップ、仲間の死と葛藤しながらも前へ進む姿に惚れ込みました。
しかし7のクリスを見た時は「きっとパラレルワールドのクリスだろうから別人でしょ」と言い聞かせてプレイしましたが、もしかしたらカプコンとしては6のクリスをよりリアルにしたら7になった。となるのかもしれません。
そうなるとこれから7のクリスをこれまでのクリスと思ってプレイし続けていく事になるんだなと思うとちょっと複雑な気持ちになるのです。
RE:2も面白かったし、今度出るRE:3もきっと面白いでしょう。
ただ、実写映画と違ってキャストが亡くなる事の無いゲームと言う世界でここまでキャラクターの変化が起きた時にこれまでの愛着を過去の物にしてしまうのが少し寂しくなってしまいます。
今後のバイオハザードを勝手に予想とちょっとした心配事
RE ENGINEの登場により、これからのバイオはよりリアルになったキャラクターが登場する事になるでしょう。
これはもう受け入れるしかありません。
実際にRE:3ではジルは超綺麗な女性となって登場しました。この見た目だと彼女がその昔ベレー帽を被ってゾンビに怯えてバリーに助けてもらったなんて想像もつきませんw
仮に今後「RE:4」、「RE:5」、「RE:6」が制作されることになったらどんな変化が起きるんでしょう?
私が個人的に気になるのはRE:2のレオンが4、6で今のようなワイルドマンになるのか?
バイオ2~4~6の間は単純に元のグラフィックが低かったので、6の時点で「はい、これがレオンの最終形態です」に納得ができました。
実際それ程大きな変化はありませんでしたからね。
ただRE:2レオンの場合、もう基盤が仕上がってしまっているので、ここからワイルドにしてしまったら逆に6のようなカッコ良さになるのか?普通のおじさんにならないか心配です。
8の開発も始まり、まだシリーズは続くと思うので今後のキャラクターがどのように変化していくのか楽しみでもあり、ドキドキしてます。
まとめ
RE ENGINEの登場によりバイオハザードはまた一つ上の次元に行きました。
更に7、RE:2を経験した上でRE:3の動画をみるとツヤ感がなくなり、更にリアルになったように見えます。
これは一ゲーマーとしては感動であり、正直その状態のキャラを操作するのは楽しみです。
しかし、その一方でもう今のキャラクター達は次世代に残らないのかと思うと本当に残念です。
新生バイオ、これからも目が離せません。
コメント