一気に続けちゃいます。
正直1&2はおさらいみたいなものだったのでやっとこさ3を遊べた感があります。
まずはクオリティ、も~これは何でしょう次世代機のパワーをここまで感じることができるとは。
オープニング画面でその凄さが伝わってきます。
1、2は言うなれば滑らかさ、つやがあってスピード感もいい感じに味わえます。
これはベヨネッタやデビルメイクライなどが例に出せますね。
では3はというと「リアル」。
2の動画も綺麗なのですが、まさにそのままを操作してる感じ。
画面が引きの時は気付かなかったけど、クレイトスさんが近くに映る時にそのリアルさが分かります、肌の質感とかね。
背景も含めてつやが無くなった分実写のような感じがします。
敵もシリーズ通しで共通の敵が多いですが、全てにおいてクオリティが高いです。
よくぞここまでやった。
でもそのリアルが裏目に出ることも。
お子さんがいる方、残虐行為が嫌いな方は要注意。
今回の残虐表現はハンパない、一応国内版は規制がかかっているようですがごく一部のようなので過激です。
まずは出血量、トロフィーに「バケツ500個分の返り血を浴びる」なんていうものがあるように敵の出血量とクレイトスさんの浴びっぷりが凄いです。
大勢の敵を倒した後には真っ赤なクレイトスさん、嫁さんが見たらどう思うか・・
続いてはCSアタック、これはこのシリーズのキモですね。今回からボタンが画面の端に表示され、上下左右の表示位置とコントローラの△×□○ボタンがリンクしているので位置だけ見ればよくなりCSアタックを見ることができるようになりました。これはありがたい。今作のCSアタック表現はエグイです、ホント開発者のSっぷりが見えます。
それではストーリー紹介(ネタばれ)
タイタン族を引き連れゼウスを倒すためにやってきたクレイトスさん。
それを迎え撃つゼウス軍、最初のお相手はポセイドン。
崖の下には海ってことで海へダイブ、すると~リヴァイアサン召喚、しかも自分の巨大化!リヴァイアサンといえばFF、でもこちらは馬です。
ポセイドンを目指してガイアの身体を進みます。今回の序盤は凄い演出に力入っていて初めっからテンション上がります。
2で死んだはずのアテナさんも登場、死んだことで更に高貴な存在となって復活。何故かクレイトスさんの味方をしてくれます。
ストーリーを進めていくと1の時の切り札「パンドラの箱」がゼウスを倒すキーとなります。
なんてったって「神々を倒す力」が納めてあるからね。
そのためには神様を千切っては投げ千切っては投げ、先に話をしたCSアタック、今回神様相手がも~やばい!
細かい残虐っぷりは実際プレイすることをお奨めします(ちなみに下の画像はポセイドン戦のCSアタック、なんとポセイドン目線でクレイトスさんがボコボコにします。)。
ゼウスを倒すことに奮闘するクレイトスさん、その結果、味方だったはずのタイタン族も邪魔になるので排除。
パンドラの箱の鍵となる少女(パンドラ)を助け、やっとこさ箱を開けるぞって時に開ける=パンドラが消えるというのに迷いが生じます。
殺してしまった娘と重ね合わせてしまったみたいですね。人間味が初めて見えました。
しかし悲しいかな、結果的に箱は開いてしまうのですが中身は空っぽ。
「何なんじゃ~い」と言いながらも進まなくてはならないクレイトスさん。
そしてゼウスとの最終決戦、2と同じような感じで攻略、そして最後のステージはなんとガイアの心臓前、ここはゼウスが子どもの頃に育った場所、狭い中で分身しまくりのゼウスをガイアの心臓もろとも串刺し。
やた~終わった~と思ったらゼウス復活、クレイトスさんは力を奪われ闇の世界へ落とされます。
だけど死んでしまったパンドラに導かれ自分の過去の記憶と向き合いながら出口へ進みます。
その中でパンドラの箱の中には「恐怖」や「希望」や「怒り」といった概念が入っており、1でクレイトスさんが箱を開けた時にゼウスへ「恐怖」が付き纏いクレイトスさんを殺すという感情が生まれたこと、
そして自分が抱えていた「復讐」という感情が実は「希望」であったことを知ります。
「希望」というものがどれ程のパワーを持っているのかは分からないけどこの世界では神様は絶対的存在となっていて人間達は神様の前では何の力も持たない(持てない)ものだったのかな。
だからその「希望」を持ったクレイトスさんは神、人間なんてくくりに関係なく全てを平等に見ることができるようになっていたようです。
そしてその概念をパンドラの箱に閉じ込めたのはアテナさん。その理由はよくわからんです(たぶん希望なんてのは神様の立場からすれば人間にはいらんものと思ったんじゃないかしら)。
いろいろ自分を見直し、復活したクレイトスさん、何故か自分目線(FPS風)になって死合開始、つっても一方的にゼウスをボコボコにします。
そして最後のCSアタックはひたすら○を連打している間ゼウスを岩にぶつけたり殴ったり画面に返り血がいっぱいつきます。
しかも終わり時が分からず画面が真っ赤になって何も映らなくなった時にボタンを離したら終わりました。途中で止めてもよかったのかな。
ここで僕が続けるか迷ったのがこの時お義母さんが洗濯物を同じ部屋で畳んでいたのですが何も言わないのが逆に怖かったです。
完全に病んでると思われたな・・・
そしてゼウスを倒したクレイトスさん、全てを統べる力を手に入れた結果ゼウスと同じ運命を自分も背負うことを知ります。
アテネはその力を自分に返すように言いますが、そうすることでまた同じ事の繰り返しになることが分かっていた
だからクレイトスさんは自分の中に力があるうちにオリュンポスの剣を自分の胸に突き刺し自害します。
その姿を見たアテナは「何しとんじゃい!!」って感じに話かけますがクレイトスさんは微笑み息絶えます。
そしてエンディング。
エンドロールが終わると、クレイトスさんの死んだ場所には遺体は無く、血痕のみが残ってます。
これにて終了。
さ~て、この結果をどう受け取ればよいか。
まぁクレイトスさんの行いを考えると奥さん、娘が復活!家族で仲良く暮らしましたってよりかは現実的なのかな。
ゲーム業界は続編好きなので仮に続編がって場合にも都合がいいように終わらせたという考えもありですね。
総合的な感想としては表現やシナリオも大人向けですが、PS3を持っているのであれば是非やっていただきたい作品です。
簡単操作でダイナミックアクション、優しさなんてイラン!ガチムキな主人公の冒険記が見たいんじゃいって方にはもってこいです。
ついでにPSP版も出ていて歴史的な流れとしては以下のとおりなので通して遊びたい人は参考に。
ゴッド・オブ・ウォー 落日の悲愴曲(PSP)
ゴッド・オブ・ウォー(PS・PS3)
ゴッド・オブ・ウォー 降誕の刻印(PSP)
ゴッド・オブ・ウォー 2(PS・PS3)
ゴッド・オブ・ウォー 3(PS3)
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